カダンパ仏教とは?

チベットの伝統、カダンパ仏教とは?

 カダンパ仏教(Kadampa Buddhism)とは、インド仏教の大師である、アティーシャ(Atisha: 982~1154)により創設されチベット地方に広まった大乗仏教の宗派であり、日本では「チベット仏教」という名称で広く知れ渡っている、ゲルグ派の伝統です。

アティーシャは11世紀にチベットに仏教を再興する上で大きな役割を果たしました。

カダンパの「カ」はブッダの顕教(スートラ)と密教(タントラ)のすべての教えのことをいい、「ダム」はチベット語で「ラムリム(Lamrim)」と呼ばれる、アティーシャの教えのことをいいます。

カダンパ仏教はアティシャの後、、ドロントンパ(Dromtönpa)→ゲシェ・ポトワ(Geshe Potowa)→ゲシェ・サラワ(Geshe Sharawa)→ゲシェ・チェカワ(Geshe Chekhawa.)という偉大な先生たちから世代から世代へと渡り、14世紀の偉大な仏教マスター、ツォンカパ(Je Tsongkhapa)にまで引き継がれました。

ツォンカパは、すべての教えを明確にし、それらを当時のチベットの人々に非常にわかりやすく説きました。特に、顕教(スートラ)と密教(タントラ)の教えの結合はカダンパ仏教の大きな特徴です。

仏教の教祖であるブッダ・シャカムニ(お釈迦さま)から、古代カダンパの師であるアティーシャ、そして、ツォンカパを経て、現代のチベット人高僧のゲシェ・ケルサン・ギャツオ・リンポチェに至るまで、カダンパ仏教は何百年という時を経て世代から世代にわたり、途切れることなく現代に伝えられてきました。

よって、たくさんある仏教の宗派の中でも、特に純粋な仏教の伝統を引き継いでいる宗派と言えるでしょう。

「チベット仏教」という名称について

ツォンカパからゲシェ・ケルサン・ギャッツオ・リンポチェに至る仏教の流れは日本では特に「チベット仏教」と呼ばれており、特に「ゲルグ派」の教えになります。しかし、わたしたちはカダンパ仏教のことを、もはや「チベット仏教」とは呼んでいません。

私たちの宗派を説明するときに、日本ではすでに「チベット仏教」という名称が広がっているために、「チベット仏教」と紹介すれば一番わかりやすいのでしょうが、仏教はチベットだけのためにあるわけではないということ。そして、現在のチベットには、あまりにも多くの政治的な問題が存在しているということ。政治的な問題とは、特に高い地位にあるラマたちが、政治のためにブッダの教えを利用することから生じている問題です。

カダンパ瞑想センター東京は、チベット人高僧、ゲシェ・ケルサン・ギャツオ・リンポチェによって設立された、チベットの政治とはまったく無関係の非営利団体です。古のインド、そして、チベットから伝わり、現在は様々な国々に広まっている純粋なカダンパ仏教を全世界に広めることを通して、人々の幸せに貢献することだけを活動の目的としており、特に、現代社会と現代の人々の生き方に沿う形で、その教えを普及しています。

ゲシェ・ケルサン・ギャツオ・リンポチェ

     ゲシェ・ケルサン・ギャツオ・リンポチェ(Geshe Kelsang Gyatso Rinpoche)は熟練した瞑想のマスターであり、国際的に有名な仏教の先生です。

チベットで生まれた師は、8歳の時にチベットの地元のジャンパリン僧院において、そして後にタシ・ルンポ僧院大学において長年にわたり修行に励み、チベット仏教学の最高学位である「ゲシェ(Geshe)」の称号を得ています。ゲシェには元々”スピリチュアル・フレンド”という意味があります。

その後、ゲシェ・ケルサン・ギャツオ・リンポチェは、彼のスピリチュアル・ガイドである、ドリジャン・リンポチェ(Kyabje Trijang Rinpoche:1901–1981)の指導の下、瞑想修行ためにヒマラヤで18年間を過ごしました。

ゲルグ派の最高峰のラマとして名高いトリジャン・リンポチェからは「 優れた伝え人、偉大なスピリチュアルマスター、ケルサン・ギャツオ(The excellent expounder, the great Spiritual Master Kelsang Gyatso.)と公に対して紹介されています。

1977年、ゲシェ・ケルサン・ギャツオ・リンポチェはイギリスの信者たちからの招待を受け入れ、イギリスに渡ってきました。それ以来、彼はカダンパ仏教を教えており、弟子たちの指導に当たっています。

ゲシェ・ケルサン・ギャツオ・リンポチェは、毎年、世界中から何千人もの人々が参加する国際カダンパ・フェスティバル(International Kadampa Festivals)で仏教の深い教えと、無上ヨガタントラなどの灌頂(エンパワーメント)を行ってきました。

NKT(ニュー・カダンパ・トラディッション)

ゲシェ・ケルサン・ギャツオ・リンポチェのご指導の元、カダンパ仏教をお伝えているわたしたちの団体の正式名は、New Kadampa Tradition – International Kadampa Buddhist Union(ニュー・カダンパ・トラディッションーインターナショナル・カダンパ・ブディスト・ユニオン)であり、海外では”NKT"と呼ばれています。

NKTは、1991年、チベット人(現在は英国国籍取得)の高僧、ゲシェ・ケルサン・ギャツオ・リンポチェによって、イギリスで創設されました。

イギリス本部のWEBサイトはこちらより。

NKTの教育プログラムについて

ゲシェ・ケルサン・ギャツオ・リンポチェは仏教を学ぶための3つの学習課程を考案し、これらのプログラムはNKTの中核となっています。世界の各NKTセンターは、このうち1つ以上の学習課程を提供しています。

その3つとは、「一般課程」、「基礎課程」、「教師養成課程」です。

一般過程(General Program)

一般課程(GP:General Program)では、初心者の方に適した形で仏教の教えと基本的な瞑想法を紹介しています。ここには、スートラ(顕教)とタントラ(密教)の教えや実践も含まれます。>>一般過程の日程を確かめる。

基礎過程(Foundation Program)

基礎課程(Foundation Program)では、仏教の知識や経験を深めることができるよう、大乗仏教の特定のテーマを体系的に教えています。プログラムは、ブッダのスートラ(顕教)のの教えに基づく次の5つのテーマと、それに対するゲシェ・ケルサン・ギャツオ・リンポチェからの注釈になります。>>基礎課程の日程を確かめる。

ゲシェ・ケルサン・ギャツオ・リンポチェの書籍

基礎講座(Foundation Program)ではゲシェ・ケルサン・ギャツオ・リンポチェが執筆した以下の書籍を使って学びを深めていきます。(これらの書籍は英国に本部をもつ、ターパ出版社によって出版されています。)これらの純粋で完成された、とても貴重な教えを日本の皆様にも紹介できるよう、カダンパ瞑想センター東京は現在、ゲシェ・ケルサン・ギャツオ・リンポチェの書籍を、全力で日本語に翻訳中です。

覚りへ至る幸運の道(Joyful Path of Good Fortune)

この本は、日本語では「菩提道灯論」と訳されている、カダンパ仏教の最も中心になる聖典です。2020年末に日本語翻訳完成予定です。英語版はこちらよりご購入できます。

『普遍的な慈悲』(Universal Compassion)

現在翻訳中です。英語版の購入はこちらより。

『幸せへの8つのステップ』(The new Eight step to Happiness)

2019年9月頃に翻訳完成予定

『智慧の心(般若心経)』(The new Heart of Wisdom)

日本でも有名な「般若心経」の解説書です。翻訳予定。英語版の購入はこちらより。

『菩薩の生き方への手引き』(Meaningful to Behold)

翻訳予定。英語版の購入はこちらより。

『こころを理解する』(How to understand the mind)

翻訳予定。英語版の購入はこちらより。

 

教師養成過程(General Program)

教師養成課程(Teacher Training Program)は、NKT(ニュー・カダンパ・トラディション)の教師としての資質を得ることができるよう、大乗仏教の特定のテーマを体系的に学びます。プログラムは、ブッダの顕教(スートラ)と密教(タントラ)の教えに基づく12のテーマと、それに対するゲシェ・ケルサンの解説により構成されています。参加者は、行動や生活態度に関するいくつかの誓約を守り、いくつかの瞑想リトリートを行います。最初の5つのテーマは基礎課程と同じで、それに以下の書籍のテーマが加わります。(この講座はまだ日本では開催しておりません。)

 

『ネクターの大海』(Ocean of Nectar)    

翻訳予定

『至福の澄みわたる光』(Clear Light of Bliss)

翻訳予定

『菩薩の誓い』(The Bodhisattava Vow)

翻訳予定

『功徳の偉大な宝庫』(Great Treasury of Merit)

翻訳予定

『マハムードラ・タントラ』(Mahamudra Tantra)

翻訳予定

『ダキニの地への手引き(無上ヨガタントラの解説書』(The new Guide to Dakini Land)

翻訳予定

『密教(タントラ)の土台と道』(Tantric Grounds and Paths)

翻訳予定

『バジュラヤナの真髄』(Essence of Vajrayana)

翻訳予定

日本語訳が完成した、ゲシェ・ケルサン・ギャツオの書籍

以下の5冊の本は既に日本語訳が完成しております。

『新・瞑想のハンドブック』(The new meditation handbook)

1600円(今すぐ購入する

『現代の仏教』(Modern Buddhism)    

1600円(今すぐ購入する

『人間の問題を解決する方法』(How to solve our human problem)

1600円(今すぐ購入する

『幸せへの8つのステップ』(Eight steps to happiness)

1600円:2019年9月翻訳完成予定

『仏教入門』(Introduction to Buddhism)

1600円〈2019年9月翻訳完成予定)

上記の日本語書籍のご購入は、こちらのお問合せより連絡をくださいませ。ご指定されたご住所に配送することができます。

カダンパ瞑想センター東京では、現在、ゲシェ・ケルサン・ギャツオ・リンポチェのすべての書籍を翻訳し、日本の皆様にもできるだけ早い時期にご紹介できるよう現在、全力で取り掛かっています。

『現代の仏教』は無料でダウンロードできます。

「現代の仏教(Modern Buddhism)」は、日本語版、そして、英語版共に、PDFファイルを無料でダウンロードすることができます。下記のリンクよりご自由にダウンロードしてください。

 

日本語版ダウンロード

こちらよりダウンロードしてください。

 

英語版ダウンロード

http://emodernbuddhism.com/ 

 

ターパ出版社

ターパ出版社は、ゲシェ・ケルサン・ギャッツォー師の書籍を専属的に販売している、新カダンパ宗-国際カダンパ仏教連合(NKT-IKBU)の出版会社です。

ターパ出版社のWEBサイトにアクセスしていただければ、英語版の書籍をご購入していただけます。

こちらよりターパ出版社のWEBにアクセスしてください。

*海外からのご購入が難しい方は、購入のお手伝いをさせていただくことも可能ですので、こちらよりお気軽にご相談ください。

現在開催中の講座

ちょこっと瞑想クラス(無料)

20分の無料瞑想に参加できます。

モダン仏教の一般プログラム

仏教と瞑想を学ぶ1時間のコース